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Vol.30 地域発のプロジェクトを支えるクラウドファンディング

今回で30回目となる尼崎ソーシャル・ドリンクスですが、いまから5年前の2012年7月に始まりました。

尼崎にソーシャルな人たちをお招きして、そのお話を聞きながら、みんなで交流しようというゆるい趣旨ではじまったこの企画ですが、ソーシャル・ドリンクスを契機に尼崎では様々なプロジェクトが立ち上がっています。

今回は地域発のプロジェクトを資金面で支えるクラウドファンディングについてお話しをお聞きし、

そのクラウドファンディングに支えられている尼崎発の一大学びのイベント”みんなのサマーセミナー”のご紹介もいただきました。

ゲストプロフィール

生島正さん(CAMPFIRE×LOCAL×HYOGO 運営代表)

前職は総合保険代理店勤務。通販×テレマ×来店型ショップで販売ノウハウ確立し5年で約5000顧客獲得で表彰される。その後、2014年にクラウドファンディング「FAAVO兵庫」を立ち上げ、2016年、日本最大級クラウドファンディングCAMPFIREと提携 「CAMPFIRE x LOCAL」の運営開始、1年で25団体1400万の資金調達をサポート。その他、合同会社リアルアシスト代表、NPO法人 まちおこしHub 代表理事、リードフォーアクション協会 ファシリテーター、神田昌典氏運営100%GIV運営アドバイザー、クラウドソーシング協会 プロデューサー、神戸市商店街連合会 認定「応援隊」などを務める。


清田仁之さん(みんなのサマーセミナー実行副委員長)

特定非営利活動法人月と風と 代表。1974年生まれ。大学在学中にほんの少しだけ演劇をひとかじり。2006年11月、福祉・アート・まちづくりNPO「月と風と」設立。ミニマムサイズのつながりづくりに主眼をおいたプロジェクトを立ち上げる。現在はファイザープログラムの助成を受けて、銭湯・おふろのプロジェクト『劇場型銭湯2016』を推進中。社会福祉士/第5回詩のボクシング兵庫県大会チャンピオン。


実行委員レポート

第30回のゲストは、昨今、ソーシャルな活動の中で活用されることも増えてきた「クラウドファンディング」を手がける生島正さんと、それを活用して「みんなのサマーセミナー」を実施する実行委員会の清田仁之さんです。

 

クラウドファンディングとは、「不特定多数の人がインターネットで他の人々や組織に資金の提供や協力などを行う」こと。

生島さんは、「FAAVO」というクラウドファンディングの会社を運営しており、業界大手の「CAMPFIRE」とも連携しながら、「地域に関わるもの」を中心に、様々な企画を手がけています。

クラウドファンディングには、「自分がなぜその活動をしたいのかのストーリーが必要」と生島さん。それがないと人を巻き込み、大きな動きを生み出すことはできない。ストーリーがあれば、クリエイターも集まりうまくいく。また、お金だけではなく多くの人からの応援メッセージが届く。これが大きな原動力になるとのこと。

リターンの設定も重要です。アイデアを出し合って、そこから、あんなこともできる、こんなこともできる、とつながっていく。面白いリターンが売れると何よりスタッフが盛り上がり、活性化します。こうして様々な社会活動が盛り上がっていくことのお力になれれば、とのことでした。

 

清田さんは普段は障害者へのヘルバー派遣等を行うNPO法人「月と風と」を運営しています。単なるケアにとどまらず、個人のニーズに応えて、例えば、ダンスが好きな子のために事務所にDJを呼んだり、障害者のファッションショーを企画したり。障害のある方と健常者との敷居を下げて、いろんな人に共通体験をしてもらっています。

この日は「みんなのサマーセミナー(以下、サマセミ)」のご紹介。サマセミは、「みんながセンセイ、みんながセイト」という、誰もが学べる場として、学校を借り切って2日間かけて開催される「学校ごっこ」。やりたい人は誰でも先生になれますが、中には「ルービックキューブを6面揃える授業」なんてのも。実行委員も50人以上いて、職種はバラバラ。全員がボランティアです。

この「学校ごっこ」で、色んな人がつながりながら、なるべく楽しく社会課題を解決していく。バタくさかったり、脇が甘かったり、そんな「尼崎らしさ」を、少しオシャレに演出する。なんとなく興味を持ってきてみたらちゃんと「学び」してるやん、みたいな。それで少しでも尼崎のパブリックイメージが良くなれば、と語っていただきました。

 

今回は、色んな人が自分の特技を生かし、つながっていく「サマセミ」と、そんな取り組みを資金や企画、多くの人の巻き込み、と行った面で支援するクラウドファンディングの取り組みについてご紹介いただきました。ではまた次回。

 

(担当:江上)